浮き桟橋におる木材利用
幸田文 著
新潮社 360円
「樹木に逢い、樹木から感動をもらいたいと願って」北は北海道
から、南は屋久島まで、歴訪した木々との交流り記である。
木の運命、生命に限りない思いをよせる著者の眼は
木を激しく見つめその本質の中に人間の業、
生死の究極のかたちまでをみる生命の
根源に迫るエッセイである。
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松 楠 杉
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木 幸田文著 新潮社 360円