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木の書籍いろいろ

植物の生と死

植物の生と死

環境生物学に向けて
江刺洋司 著
平凡社 2900円+税
植物にとって寿命とは何か、発芽によって産声をあげ、 以来環境条件にたくましく適応して生き続け、やがて老い 死ぬまでの植物の生命活動の原理を生命エネルギー の創出と利用という観点から一元的に理解しようとする 壮大な試みの書籍です。

「植物の生と死」 1. 植物の生は無限に続くー屋久杉に学ぶ 屋久杉からの教え 高等植物は微生物とどこが違うのか 植物の寿命を縮めるもう一つの要素 植物における飢餓とは何か 生殖生長への移行は窒素養分利用の調節から 緑色植物でなくとも光に依存する 光からの独立 2. 高等植物も人間も同じー水を飲んで生きる エネルギーの獲得 生体にとってのエネルギーとは 生体エネルギーの主たる生産の場はミトコンドリア 植物の生命活動を再開させる水 昔話、桃太郎に込められた願いー生命の再開は力の創出から なぜ、私たちの主食は穀類なのか 二酸化炭素も発芽に一役かっている 植物ホルモンは生命活動再開のための主役たりうるか 昔話、竹取物語に秘められたロマンー茎は伸び葉を葉を広げる 3. 植物における二つの呼吸系 植物をシアンガスでは殺せない エネルギー充足率、分解から合成へ もう一つの要素、それは還元力としてのNADPH 代謝の調節、フィールドバック・コントロール なぜ、光に助けを求めるのか 半閉鎖環境を好むわけ、エチレンの放出と蓄積 大地は遺伝子銀行 すべての種子はシアンガスを利用する サイトカイニンが呼吸を抑えることの意味は何か 脂肪種子はどう生きるのか 4. 栄養生長から植生生長へ 無力な種子も「産声」をあげるための知識を持っている C/Nバランスとは何だったのか すべての緑色植物は光依存に関して五型に分けられる 生まれたばかりの赤ちゃんも子を作れるかー老若の相克 フロリゲンなどありえない、花も芋も同じ 老若の対立と、短日葉と長日葉の対立 光周性の仕組みー花咲爺さんがかけた夢 なぜ、緑色植物は地球上のほとんどの所に進出できたのか 光周性に夜は不要、異なる色光の組み合わせが子を作る 5. 植物も眠るー概日リズムとその役割 一日を通じての気温変動―温周性の仕組み 昼に伸びる場、夜に伸びる場―自然界での生長 植物も眠る-植物に普遍的な二四時間内生リズム 内生リズムと光周性はどうかかわっているか 植物における眠りとは何か 第六章 植物における死-二つの道筋 植物における老化の過程 酸素の二面性、酸素は植物にとっても毒である 老化過程も可逆的か 発芽を促すエチレンはなぜ老化ホルモンか しかし、酸素がなくとも植物は死んでいく 植物においてもアルコール中毒が死を招く

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