林道
河北新報社編集局
無明舎出版 1550円
東北の山々で何が起きてるのか林道 東北の山々で何は起きてるのか 河北新報社編集局編 無明舎出版 1550円 1989年11月10日第1刷
I 荒廃の森
両刃の剣
お荷物
大崩壊
流れる斜面
ダムの列
土石流
消えた美林
皆伐の果て
ほとんど廃道
泥棒ライン
II 壮大な虚像
夢破れて
希望の灯
道が欲しい
誤算
眠る資源
ある悔恨
維持に泣く
うまみ
出口なし
III 山村憂情
心が忙しい
最奥の村
山を離れて
出稼ぎ人生
若者流出
ワサビ沢
林業衰退
道路願望
国道バイパス
開墾地再生
開き直り
田舎暮らし
IV 開発の構図
灰色の連絡路
異例ずくめ
こじつけ
計画中止
変幻自在
幻の観光道路
改善勧告
厄介払い
ノロノロ工事
事前調査
工事独占
独り歩き
V 揺らぐ国有林
消えるブナ
大倉川源流
伐採のツケ
線引き
木のない保安林
造林失敗
アユ受難
除草剤
崩れたバランス
皆伐と択伐
VI 改革の行方
食いつぶし
火の車会計
人減らし
雇用不安
方向転換
手抜き施業
民活採算
経営を超えて
VII 白神は訴える
最後の自然
「悲願」の実像
目的喪失
公共工事依存
住民不在
非力な環境行政
両知事に聞く
南アルプスの教訓
VIII 森は残るか
’89白神の夏
保護の舞台裏
消えぬ不安
相次ぐ延伸中止
ゴリ押し
リゾートの影
開発攻勢
自然公園崩壊
保安林の危機
英知ある決断の時