なつぼだいじゅ

シナノキ科 夏菩提樹、学名：Tilia platyphyllos 別名セイヨウボダイジュ、ヨウシュボダイジュ、英名:Large-leaved lime 、Large-leaved linden。イギリス南西部を含むヨーロッパの多くの地域に自生する。ナツボダイジュは、やや暖地に生息し、葉の小さなフユボダイジュ T. cordataは寒冷地に生息します。 樹皮は暗褐色で、縦に浅く裂ける。樹高はフユボダイジュに比べるとやや樹高が高くなりやすく、10～20メートル、高いものは40メートル近くにも達する。
葉は互生するが左右非対称の歪んだ心形で、5～12センチの広卵型で先端が短く尖り、表面はざらつきがある両面有毛。秋には黄色くなって落葉する。
花には芳香があり、6月〜7月頃淡黄色の花をつける。その芳香性はハチの蜜源になります。 果実は10～12ミリの球形の堅果で、10月頃に熟し、柄からは離れずに包葉と花序ごと落ちる。 樹は温帯の市街地の街路樹や公園樹として植えられています。 材は工芸品や薪などに、乾燥した花はハーブティーなどに利用されます。