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ソヨゴ

解説
学名: Ilexpedu;nculosaMiq モチノキ科モチノキ属。常緑小高木。別名膨ら柴(フクラシバ)。高さ15m、中国、台湾およ び日本の本州中部、四国、九州に分布する。本州における分布の北限は新潟県と宮城県である。山間部によく見られ、半日陰から日当たり地までの広範囲の山に生える。
宮城県でレッドリストの準絶滅危惧の種の指定を受けている。葉が硬くて艶があり一年中青々とし、5-6月頃小さな白い花をつける。雄雌異株で花は雄木のほうがにぎやかに沢山咲き、雌木につく花は一つずつと意外ある。でも、 11月~1月に雌木が赤い実をつけると実に美しくて冬の間も楽しめる。果実は5-6 cmの柄があってぶら下がり、径7 mmほどで丸く、秋に赤く熟す。モチノキやクロガネモチのように果実が多数密生することはない。葉は比較的丈夫であり、1-2 cmと長めの葉柄がある。葉身は卵状楕円形、やや革質、光沢があってのっぺりした外見を持つ。表面は深緑で滑らか、裏面はやや薄い色で中肋が突出する。縁は滑らかだが波打つのが特徴である。幹は素直で真っ直ぐな木もあれば、外因で曲がって地を這う木もあり野生の生命力が強く感じられる。
根は浅く張るために、大きく成長すると台風などによって倒れやすい。風に吹かれて葉が擦れ合うときに特徴的な音が発生し、「そよご」の語源となり、別名の「ふくらしば」の語源は、葉を炎で過熱すると内部で気化した水蒸気が漏出することができず、葉が音をたてて膨らみ破裂することからである。  日本には変種を含めて約20種が分布し、 多くの種が庭木や「実もの」としていけ花に利用されてきた。
病虫害 病害ではすす病、虫害ではチャハマキ、カイガラムシ類による被害がある。
剪定は、枝をあまり茂らせず、持ち味である柔らかさを生かして枝を抜く程度としたい。枝先をつめる場合にも、できるだけ先端だけを切って、長めに残すと堅い感じにならない。 材は白く、緻密であり、器具材、床柱などに使われる

表皮
写真
大阪市大植物園4月9日 

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