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センリヨウ

解説
千両と書かれる。センリョウ科の高さは50~100cmの常緑小低木。 中部地方以西から沖縄、および朝鮮半島南部、台湾、中国、インド、マレー半島の暖帯から熱帯に分布。 自然には山林の樹林下にはえ、また観賞用に栽植する。
葉は対生で、へりには鋸歯がある、革質でつやがあり長さ8~18cm。
花は黄緑色で7~8月頃に咲き、茎の先に穂状花序をつくる。
実は12月~翌年2月に楽しませてくれる。果実は丸く、光沢のある赤色で、濃緑の十字に展開した葉群の上に輝いて美しい。
景気木と言うのでしょうか、とにかく景気の良い名前である。マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)、ヒャクリョウ(百両=カラタチバナ)、ジュウリョウ(十両=ヤブコウジ)と名前がある。
万両(マンリョウ)に対して千両の意で名づけられた。間違われやすいものがマンリョウである。あるいは近縁種のように思われるが花の構造は全く異なる。マンリョウはヤブコウジ科に属する別種であるが、印象が近いせいか取り違えることも多い。センリョウは葉の上端に実をつけるのに対し、マンリョウは葉の下に花序が出て花が咲き、実ができる。
正月用の花材として、なくてはならないのがマツとセンリョウ。花市場でも12月中旬の日曜日にセンリョウだけを競る千両市が開かれるという。
和風の庭に植栽されるが、高木の根締めや建物や生垣近く、蹲踞(つくばい)周りや坪庭など、半日陰の場所で生育するので応用範囲は広い。狭い庭や陽当たりのあまり良くない庭で使える植物として利用価値がある。 草珊瑚(くささんご)とも呼ばれる。
病害で褐斑病が出ることがある。
センリョウの実 センリョウの実 センリョウの実
上3枚 河内長野市 花の文化園 2014年12月12日
マンヨウの葉
奈良 万葉植物園 2001年7月27日 

この木に関する俳句せんりょう

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