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347.カマツカ

解説
カマツカ 学名:Pourthiaea villosa バラ科カマツカ属の落葉広葉樹で、主に日本国内や中国、朝鮮半島、インドシナ半島、ブータンなどに分布しています。通常、樹高は5~7メートルですが、稀に10メートルに達することもあります。幹の直径は20センチメートル以上のものもありますが、通常は2~4メートルの樹高で直径3~10センチメートル程度の低木です。
この樹木の材は硬く折れにくいため、鎌や工具の柄として古くから利用されてきました。特に石工の玄翁の柄や牛の鼻輪に使われ、強靭な枝が牛を制御するために使用されたことから、「ウシゴロシ」という別名もあります。
カマツカの葉は倒卵形で鋸歯があり、秋には紅葉します。長さは3~9センチメートルで、花は春から初夏にかけて開花し、白い5弁の花をつけます。果実は縦に長い楕円形で赤色に熟し、秋から晩秋にかけて甘酸っぱく食べることができますが、食用というほどでもありません。
しかし植物画家 柿原申人さんによると果実酒にするとうまいとのこと。
若葉は山菜として食用にされることがあります。また、樹形が美しく、花や果実も可憐なため、庭木や公園樹、盆栽としても利用されています。
材の気乾比重は0.83 - 1.0と非常に重く、緻密で肌目はこまかく、強靭で弾力があるため、さまざまな道具の柄や農具の柄として用いられます。しかし耐朽性は低く、屋外や湿った場所に放置されると腐朽しやすいです。小径丸太としての少し流通しています。
井伏鱒二に『荻窪風土記』に「牛ころしの木が生えていた以上、このあたりの木立は深山の面影のある幽邃な森の残欠であったと思っていいだろう」と記されています。
カマツカの花
錦織公園 2024年4月30日
カマツカの葉
錦織公園 2024年4月30日
カマツカの実
錦織公園 2023年11月29日
紅葉
カマツカ
錦織公園 2023年11月29日
樹形
カマツカ樹形
錦織公園 2024年1月16日
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