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ビャクダン

解説

インド 同国初の白檀の香りつき切手 2006.12.12
す白檀 ビャクダン科ビャクダン属の常緑小高木。学名:Santalum album 別名:チャンダナ・candana(インドネシア語)、サンダルウッド・Sandalwood、 半寄生の熱帯性常緑樹、発芽時には自立しているが、成長すると吸根を出して他の植物に食らいつき養分をとります。葉に葉緑素が有るので光合成を行い水分と養分を自生します。葉は長卵形~楕円形で対生に付きます。晩春、枝先に円錐状の集散花序に小さな花を咲かせます。樹高:8~15メーシル、幹太:25~30cm東南アジア、インドなどに産する。中でもインドでとれる真正のビャクダンは、木材の材質、採れる油とも最良とされています。 インド南部、主としてマイソールに産するビャクダンは、他の樹木の根に寄生している小さな樹木から採取される。木材は非常に高価なため、採取せずに根ごと切り抜かれ、心材を含むすべての部分が利用される。インドネシアでは主産地はティモール島です。
オーストラリアや多くの太平洋諸島にも近縁の樹種があるが香が少ない。また世界各地には芳香があるというだけでサンダルウッドの名をつけているものがありますが、サンダルウッドとまったく関係のない木もあります。
香は4~50年経ると木材の中心部が芳香性をおびてくる。根に近い部分は特に香りが高い。この香のため古くからヨーロッパにも輸出されるようになった。 つまりビャクダンは古くからその油と木材で高く評価されてきた木材です。
心材は淡黄色から褐色にわたり、辺材は白色で、心辺材の境界は明らかである。木理はやや不規則、肌目は緻密でなめらか、材面は油状の感触がある。伐採直後は淡黄褐色だが、大気に長くさらされると褐色になる。長続きのする独特の芳香をもち、香木とされ珍重されます。
比重は0.84前後のかなり重硬材。乾燥は遅いが、割れることはない。製材は容易で、加工的性質に富むため彫刻には最適とされる。耐久性は非常に高い。
用途はインドや中国で寺院の建造物、仏像に使用された。香木、仏像、仏具、扇子、線香、彫刻、細工物、額縁、櫛、ペーパーナイフ、線香、香油、薬用。 ヒンドゥー教の葬式では昔から香として焚かれている。
Santalum album  Franz Eugen Köhler
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