1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 世界の樹木TOP

ビンロウ(檳榔)

解説
ビンロウ(檳榔)
ヤシ科の植物であり、アジアおよび東アフリカの一部に分布する。種子が嗜好品としてよく知られている。これは噛みタバコに似た使われ方をされ、ビンロウジ(檳榔子)という場合は通常この種子を指している。檳榔子を噛むことはアジアの広い地域で行われている。檳榔子を細く切ったもの、あるいはすり潰したものを、キンマ(コショウ科の植物、下記写真)の葉にくるみ、少量の石灰と一緒に噛む。もしくは、タバコを混ぜることもある。しばらく噛んでいると、アルカロイドを含む種子の成分と石灰、唾液の混ざった鮮やかな赤や黄色い汁が口中に溜まる。この赤い唾液は飲み込むと胃を痛める原因になるので吐き出すのが一般的である。ビンロウの習慣がある地域では、道路上に赤い吐き出した跡がみられる。しばらくすると軽い興奮・酩酊感が得られるが、煙草と同じように慣れてしまうと感覚は鈍る。そして最後にガムのように噛み残った繊維質は吐き出す。また、檳榔子の粉は単独では歯磨剤や虫下しに使用される。漢方方剤では、女神散(にょしんさん)、九味檳榔湯(くみびんろうとう)などに配合される。
樹形と実
2006年9月16日  サイパン サイパン植物園
キンマの葉は
ミヤンマー  2014.1.8 キンマ(真ん中緑の大きい葉)の葉を売る果物屋さん、顔に塗っているのはタナカ。 写真は栗原さんのご厚意で掲載、facebookはコチラ、ホームページは上七軒 京町家です。

▲目次に戻る

創業1911年 
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
古物営業法に基づく表示  特定商取引法表示  ご利用ガイド 
ご質問・問い合わせ  著作権・サイト関係  カテゴリーサイトマップ  迷子になった場合

©1996-2021 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.