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ボタン

解説
ボタン(牡丹) ボタン科ボタン属。落葉低木。別名をハツカグサ(廿日草、二十日草)、ナトリグサ(名取草) 、フキカ(富貴花)、カオウ(花王)、「百花王」、「花神」、「花中の王」、「百花の王」、「天香国色」、 「深見草」、「「忘れ草」、「鎧草」。「ぼうたん」、「ぼうたんぐさ」など多数ある高さは原種で3メートル、接木で作られる園芸品種で1-1.5メートルである。、樹形は分枝して横に広がる。原産地は中国西北部で、奈良時代聖武天皇の御宇に薬用植物として渡来し、奈良の都に多く植えられた。
中国では花王といい、唐の時代に名花がつくり出され、日本でも観賞用として多くの品種がつくられた。実際に鑑賞したのは江戸時代である。
昔は種からの栽培しかできなく、「高嶺の花」であったが、戦後に芍薬を使用した接ぎ木が考案され、急速に普及し、鉢植えや台木苗で市場に出回ることになった。
現在植えられている品種はおびただしい数であり、開花時期も早生、中生、晩生とあり、花弁も一重と八重が、花色も白、紅、淡色、紫黒などさまざまであり、初夏に、その年に伸びた枝先に大輪の花を一個咲かせる。
花が咲き終わったら、花がらを切り取りとる。整枝は、落葉時充実枝の先に花芽が付くため、枝先を残すようにして、密生した小枝を切り捨てる。増やし方は接木である。
、根の樹皮部分は「牡丹皮(ぼたんぴ)」として、大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸など漢方薬の原料になる。日本薬局方にも収録されている。薬効成分はペオノール、止血、腰痛、関節炎、頭痛、婦人薬などに効く。なお、日本の正月に飾られるハボタンはアブラナ科で、葉の形が牡丹の花に似ているが、別種で、放置すればそのうちにアブラナに似た花が咲く。また、夏に咲く草丈10センチメートルほどのマツバボタンはスベリヒユ科の園芸品種で、これも別種である。
ボタンの花 ボタンの花 ボタンの花 ボタンの花 ボタンの花
富田林錦織公園  2010年4月30日  

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