キミサンザシ

バラ科サンザシ属の落葉低木。別名キミノサンザシともいう。黄実山査子 学名：Crataegus cuneata f. lutea、
原産地は中国、日本へは江戸時代の中期に薬用として渡来しました。当時の小石川植物園に植えられたといいます。高さ1.5メートル程度で、よく分枝し、枝には棘があります。春には白い五弁の花を散房状に咲かせる。熟すると赤くなる果実は生薬、果実酒、ドライフルーツなどの用途があり、盆栽の素材としても好まれる。果実が黄色に熟するものがキミノサンザシといいます。欧州、北米原産のセイヨウサンザシは品種も多い。開花時期は５～６月、花色も桃や赤、八重咲きもあり、果実も紅葉も美しい。実は9～10月に黄色く熟する。
サンザシの学名に「Crataegus cuneata」に「f. lutea」とありますが、「f.」はformの省略で品種の意味、「lutea」は黄色を意味します。つまりCrataegus cuneataの一品種ということになります。

樹木の学名「C」　、樹木の学名「l」