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ホワイトオーク

解説
ホワイトオーク写真
ホワイトオークブナ科コナラ属の落葉広葉樹の総称です。Quercus alba、Quercus bicolor、Quercus engelmannii、Quercus garryana、Quercus lyrata、Quercus macrocarpa、Quercus michauxii、Quercus montana、Quercus muhlenbergii、Quercus stellata、Quercus virginianaなどがある。このうちQuercus alba(アルバオーク)を指す場合もある。英名はWhite oak、Fork-leaf white oak、Ridge White oak、Stave oakなど。
北米、ヨーロッパに分布するが、木材としい流通するのは北米産のものです。
ウイスキーの樽に使われることで一般の人にもなじみのある木です。
日本の辞書では昔からオークをカシと訳してしまっている。https://wood.co.jp/10-chishiki/qa/10-oak.html功績ある先人も誤ることはあるものですね。最近の翻訳ではただしいものになってきています。いずれにしてもオークは日本のナラでも、カシでもない木と思った方がよいです。
大きくなる木で、直径1.5メーターあります。
木材としては、辺材は白色ないし淡褐色で幅は狭く、心材は淡褐色ないし濃褐色で心辺材の区別は明瞭。大きな放射組織があるため、柾目面に美しい、シルバーグレインがあります。
環孔材。比重:0.68~0.75程度。 木理は粗。心材はやや耐朽性がある。一般に収縮率が高いので、乾燥の際には狂いや板目面に小割が入りやすい。
心材の道菅にはチロースという細胞の膨出してきたものが詰まつているため、木材のなかへ液体が入りにくくなっている(レッドオークにはこの性質はない)。
また、木材の個体差による材色の違いが大きい。
欧米の家具用材としては、この類の木材が高級材として評価されています。その他の用途としては 建築材、船舶材、床板、合板、化粧単板、船舶、枕木、ワイン・ウィスキーなど酒類の樽に好適。 日本酒が保存に日本のスギを利用することにより、独自の文化を作り上げ、酒として完成していきました。同じようにウィスキーもオークを選びその性質を利用することにより、独自の酒文化を完成させました。どちらもその香りには木の影響があります。
木目
ホワイトオーク板目
ホワイトオーク
Quercus macrocarpa オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日
ホワイトオーク
Quercus macrocarpa チェコ カレル大学付属植物園 2015年9月21日
樹形
ホワイトオーク
Quercus macrocarpa オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日
ホワイトオーク ホワイトオーク
Quercus macrocarpa ▲▲ チェコ カレル大学付属植物園 2015年9月21日
ホワイトオーク
Quercus macrocarpa オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日

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