世界の有用木材950種から学名で検索の結果

管理番号　　科・属: 1612586―1　　ダティスカ科(Datiscaceae)　　Octomeles属
学名: Octomeles sumatrana
和名・商業名: ビヌアン
英名・商業名: Binuang

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「ビヌアン」、代表英名「Binuang」。エリマ、とどのみ、ビヌアン、Benuangインドネシア)、Binuang(ミヤンマー,フィリピン)、Erima(ニューギニア)、Erima(ニューギニア)(パプァニユーギニア)、Pau de balsa（ブラジル）、
主たる分布: フィリッピン(この地区を材質表に掲載 )、インドネシア、マレーシア、ニューギニア
樹種解説: 樹高約55m、樹周3m以上に達し、幹は通常良形をなし、時々枝下樹高30mになり、樹冠やや小さくて開いており、時々根張りはないが、大木は通常150cmまでのやや弱い根張りがある。材は柔かくて非常に軽い。材色は淡黄色で、辺材と心材の区別著しくない。木理交錯し、肌理適度に粗い。丸太は水に浮く。これらは普通健全であるが、速かに森林から搬出しない時は、非常に早く悪化する。鋸挽、加工容易、剥ぎは満足できるが、湿っている時は不快な臭気をもつ。乾燥は困難でないが、菌害および粉解甲虫の害を受け易く、地面に接し、または外気にさらしては耐久力がない。用途は強度はメランチの最も軽い型と同様に見られ、単板および合板、マッチ箱および魚網の浮木に使用されている。この木は生長が早いので、もし植林可能であるならばパルプ材に有望と期待されている。

主要な材質・強度性質表・グラフ

1.比重: 14
2. 1%当り収縮率: 接線方向; 15; 半径方向; 15
3.全収縮率: 接線方向; 14; 半径方向; 14
4.曲げヤング係: 14
5.縦圧縮強さ: 14
6.縦引張り強さ: 1－
7.曲げ強さ: 14
8.せん断強さ: 12

環境関係項目　レッドリスト・ワシントン条約

レッドリスト取扱: IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には「低リスク」　Least Concern (LR/lc) 「軽度懸念」と指定されている。
基準解説: －情報なし－
ワシントン条約: －情報なし－
参照・参考: 世界の木材９００種（1975）、南洋材の知識(1968）、新輸入原木図鑑(1980)、IUCNレッドリスト（国際自然保護連合1994,2000.）

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