世界の有用木材950種から学名で検索の結果

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: 代表和名「ベテス」、代表英名「Bete」。マニルカラビデンタタ、マンソニア、Aprono(ガーナ)、Bete（コートジボワール）、Mansonia、Nispero(パナマ)、Ofun（ナイジェリア）、
主たる分布: 西アフリカ
樹種解説: 産出は少量で、マニラ市場に達するものは、一般に小さな角材である。大きな木は直径100cmに達し、枝下樹高10～12mぐらいになるが、一般にはもっと小さく、根張りは強い。辺材は2～4cm淡色にして、暗褐色の心材とは非常に異り、木理通直または、わづかに交錯し、時に波状を呈し、肌理は適度に細かく、かなり滑らかで光沢はなく、水をこすればせっけん泡が沢山出る。重くて気乾材1立方メートルの重量は約830kgで堅くて強く、材の強度はギホー程度である。むしろ鋸挽きし難い方であるが、鉋削りは困難でなく、仕上りは高級である。外気にさらしまたは地面に接して非常に耐久力があり、海中木食虫の害にも抵抗力がある。用途は波止場および橋梁の構築材、造船、柱類、鉄道枕木および舗道木などに使用される。この材は強度および耐久力を要する用途に対しては、卓越せる良材である。

主要な材質・強度性質表・グラフ