世界の有用木材950種から学名で検索の結果

樹木・木材の別名、産地、解説

別名、現地名: --情報収集中--
主たる分布: フィリッピン
樹種解説: 樹高が高くなる木で、直径60cm、枝下樹高12～18mぐらいに達し、根張りはない。ビタンゴールはルソン、パラワン、レイテ、マスバテ、パナイおよびミンダナオに広く分布しているが、豊富にはない。ビタンゴールの名で市場に達することはほとんどなく、普通レッド・ラワンに混入されている。辺材は厚さ2～4cmの淡色で、赤褐色の心材とは著しく異り、木理わずかに交錯するか、または波打って、肌理は細かいものから適度に細かいものまであり、重さは比較的軽いのからやや重いものまであり、気乾材1立方メートルの平均重量は575kg。適度に堅くて強く、むしろ強靭にして割裂し難く、加工し難い方で、乾燥中に狂いを生ずる傾向があり、内部用材としては耐久力あるが、外気にさらしまたは地面に接しては耐久力中位である。強度と硬度はタンギールぐらいである。用途は柱類、帆柱などの細丸太材、橋梁、造船およびボートの建造材、家具およびキャビネット製作材、車の車輪および梶棒材、その他一般建築物構造材として使用される。

主要な材質・強度性質表・グラフ