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世界の有用木材950種から和名で検索の結果

管理番号　　科・属

1237431―3　　イチョウ科（Ginkgoaceae）　　イチョウ属　針葉樹

和名・商業名

チチノキ

学名

Ginkgo biloba

英名・商業名

別名、現地名

代表和名「イチョウ」、代表英名「Ginkgo」。イチョウ、オウシュウブナ、チチノキ、Duck's Foot Tree(中国)、Ginkgo、Maidenhair Tree、Sengal、

主たる分布

日本(この地区を材質表に掲載 )中国、朝鮮半島

樹種解説

落葉高木樹高：30～45m、中国及び日本に植栽されている。街路樹、庭園樹として広く植栽され、神社の境内には巨木が多い。中国原産といわれるが定かではなく、日本へは室町時代ごろに渡来したという。イチョウの仲間は、およそ1億5千万年ないし2億年前の恐竜の時代に、地球上に広く分布はしていたことが化石から明らかになっている。一科一属一種の植物で針葉樹の仲間として扱われているが、発生学上はもっと古い植物群の生き残り。木材組織は針葉樹に似ている。心材と辺材の色の差はほとんどなく、木材の色は淡黄色である。早材と晩材の差が少ないため、年輪は明らかでなく、広葉樹に見える。肌目は精で、木理は普通通直である。やや軽軟といえる。加工は容易である。耐久性は低い。用途は器具、細工、彫刻などに使われるが、碁盤、将棋盤などがあるが、カヤに比べると音がよくなく低い評価。中華料理のまな板は有名。その他イチョウの葉にはフラボン・カテキン等二十種以上の成分が含まれており、中でも最近注目されているのが、イチョウに特有の「ギンコライド」で、血管に炎症をおこしてアレルギーや喘息の原因になる悪玉因子が血管に取りつくのを防ぐ効果があり、症状改善薬になることが期待されています。

1.比重

7

2. 1%当り収縮率

接線方向

3

半径方向

3

3.全収縮率

接線方向

3

半径方向

3

4.曲げヤング係

3

5.縦圧縮強さ

7

6.縦引張り強さ

－

7.曲げ強さ

5

8.せん断強さ

5

レッドリスト取扱

IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には、絶滅危惧IＢ類、Endangered（ＥＮ）、と指定されている。基準は(B1+2c)となっている。

基準解説

・分布域の大きさが、５０００km2 未満、あるいは生息地の面積が５００km2 未満と推定され、強度の分断がある、若しくは知られている生息地が５ヶ所以下の場合。・分布域の大きさが、５０００km2 未満、あるいは生息地の面積が５００km2 未満と推定され、生息地の面積、大きさ、質などが連続的減少が観察、推論、予期された場合。

ワシントン条約

－情報なし－

参照・参考

世界の木材９００種（1975）、GardenPlantsofChina（1999）、AleenCoombesTrees500、010、IUCNレッドリスト（国際自然保護連合1994,2000.）