| 海岸沿いやマングローブ沼沢地背後の森林や繁みの中に広く分布しておって、ある地方では内陸の乾燥斜面にもおよんでいる。
| 然しどこにも豊富にはない。小木であるが、まれに直径40cmに達するものがある。幹は通直なものがほとんどなく、縦溝があって短
| かく、長さは5mに達することはめったにない。辺材は非常に薄く、淡革色から紅革色で、淡黄褐色の縦条のある黒色の心材とは差
| 異著しく、木理通直、肌理は非常に細かく、滑らかで光沢あり、無味、無臭、極めて重く気乾材1立方メートルの重量は、1、212kgで
| ある。非常に堅く、非常に強いが脆い。乾燥困難、注意して操作しなければ割れと狂いが生じ易く、あまり堅いので加工困難、その
| 心材は少なくともカマゴン（Kamagong）のように耐久力が強い。用途は家具およびキャビネット製作、象眼加工、ステッキ、道具の柄
| 、ヴァイオリンやギターの指板、ピアノ鍵盤、絵画道具、織機用梭、ボビン、紡錘つむ、くし類、その他美術工芸品などに用いられる。
主要な材質・強度性質表・グラフ
- 1.比重
- 8+
 - 2. 1%当り収縮率
- 接線方向
- 5
 - 半径方向
- 5
 - 3.全収縮率
- 接線方向
- 4
 - 半径方向
- 4
 - 4.曲げヤング係
- 8+
 - 5.縦圧縮強さ
- 8+
 - 6.縦引張り強さ
- －
- 7.曲げ強さ
- 8
 - 8.せん断強さ
- 9
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
- レッドリスト取扱
- －情報なし－
- 基準解説
- －情報なし－
- ワシントン条約
- －情報なし－
- 参照・参考先
- 世界の木材９００種（1975）、南洋材の知識(1968)
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