無人尻取り架線の構造
無人尻取り架線の架設には盤台を設けなくてょいが、代わりに鳥居から向こうの適当なところに
当たり止め(図ロ)という厚い板を、ワイヤロープからワイヤーロープにわたして固定しなければ
ならない。
そして鳥居から突っかい棒を図イのように固定する。
矢形は特別製である。
荷物のかかるかぎの曲がったところから図ハの金棒に細いワイヤーロープを
とめておく。
こうしておけば、図ロの当たり止めに金棒が突き当たると後ろにずれ、その弾みで
かぎが引っ張られてかかっていた鎖が外れ、材木が落ちることになる。