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古民家をフランスに

・毎日新聞 2008/11/15
松江市に事務局があるNPO法人「日本古民家研究会」が、100年以上も前の古民家をフランス西部のポアチェ市へ移築する計画を行っている。島根県には古民家が多くあり、これを県独自の資源として、ビジネス化を目指している。そこで今回試験移築として、ゲストハウスに復元させることになった。移築される古民家は、1882年に太田市に建てられた、木造平屋建て約60㎡の元庄屋の客殿である。解体した資材は約5000点に及び、島根県浜田港から出荷された。現地で復元に当たるのは、計画にボランティアとして加わった大工歴37年の棟梁や2級建築士、1級左官技能士、現場監督の4人で、フランスの建築職人も参加する。同研究会によれば、島根県は戦災被害が少なかったため、戦前の木造の古民家が、推定で約18万棟残っているという。これは県内の全家屋の約7割にも当たる。解体・焼却される古民家を再利用することにより、二酸化炭素の排出も抑制できる。また同研究会は独自に、移築する古民家には「CO2削減証明書」を発行する。理事長の成相脩さんは「古民家を空き家にしたままの所有者に、良さを再認識してもらい、移築・再生できることを訴えたい」と話している。

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