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万葉木簡

・産経・読売新聞 2008/5/23
5月22日、滋賀県甲賀市の宮町遺跡、奈良時代に聖武天皇が造営した紫香楽宮(742~745年)があったところである。ここで出土した木簡に、万葉集に収められた和歌が記されていたことが分かったし甲賀市教育委員会が発表した。木簡の年代は、万葉集が編纂(へんさん)されたのとほぼ同時期にあたり、日本最古の歌集の成立を考えるうえで極めて重要な発見となる。木簡は、宮殿中枢部の西約220~230メートルの大溝から1997年度の発掘調査で出土した。長さ7・9センチと14センチの二つに割れており、いずれも幅2・2センチ、厚さ1ミリ。本来の長さは約60センチと推定され、儀式や宴会で詠み上げるのに使った「歌木簡」とみられる。744年末~745年初めに捨てられたらしい。今回の木簡は、万葉集完成前に書かれた可能性が高く、甲賀市教育委員会は「この歌が当時、広く流布しており、それを万葉集に収録したのだろう」と推測している。

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