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山の緑 守りたい

・日本経済新聞  2005/7/28
森林ボランティアに打ち込むシニアが増えている。緑の中で汗を流すのは爽快だし、環境保護につながる満足感を得られるのも大きな魅力。市民に森林の知識や手入れ方を身につけてもらおうと、自治体がボランティア養成に力を入れる動きも広まっている。京都府山城町の森林ボランティア団体「サン・フォレスター」、この団体は同市森林公園内の17.7㌶の保安林を保護,育成するため、1996年に京都府が山城町が市民に呼びかけて発足した。関西では森林ボランティアの草分け的なグループの一つ。当初は府職員などに森林指導を仰いだが、今では約40人程度の会員が自主的に活動、運営する。その一人、奈良県の寺道滋さん(64)は発足当時からのメンバー、外部団体が主催する実践研修にも参加して、機械の操作法などを習得した。サン・フォレスター会長の高田明さんによると、十年ほど前まで森林活動をするボランティア団体は全国に270ほどだったが、今では3千以上に増えているという。「地球温暖化問題が広く認識され、市民一人ひとりに何かしなければという思いが強まっているのだろう」大阪府高槻市は平成16年度から専門知識や実践的な技術を身につけた市民を、府と森林組合が「市民林業士」として認定する制度を始めた。同市の森林面積は約4600㌶で、市の総面積の半分近くを占める。しかし森林所有者の高齢化で適切な管理が出来ず、土砂崩れなどの被害が出ていた。同市農林振興室主幹の宮田隆さん「素人ではなかなか私有地の手入れをさせてもらえないので、林業氏の育成が急務だった」と言う。森林ボランティアは自然相手だけに危険を伴うこともある。「森作りフォーラム」理事の松井一郎さんは「山の中は毒性の植物や人間に危害を加える生き物も多い。機械も扱い方を謝れば大怪我をする。責任者の指示に従って行動することが重要」と助言。

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