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プラポン物語

・朝日新聞 2012/4/3

兵庫県は阪神大震災から2年後にあたる97年に、全国初の防災教育副読本を作った。そして、今春の防災教育副読本「あすにいきる」にプラポンという一本のポプラの木の話しが収録されている。プラポンはポプラの木の愛称で、兵庫県北部にある豊岡市立新田小学校の校庭に立っている。元々は大きなポプラで、幹周りを手で囲うには大人が3~4人も必要で立派な木であった。しかし、2004年9月の台風18号によって倒されてしまう。倒れたポプラは処分されることが決まったが、子供たちから「せめて切り株だけでも残して」という声があがり、切り株は市内の造園業者に引き取られた。しかし、ポプラの受難は続く。翌月の台風23号より近くの円山川が氾濫、ポプラの切り株は押し流されてしまう。それからまもなく、ポプラの切り株は田んぼで見つかる。見つかった切り株は大地に根を張るように立っており、翌春に は切り株から新芽が出た。子供たちは刺し木で育て、そのうちの1本を校庭の元の場所に植えた。そして、ポプラはプラポンと呼ばれるようになった。プラポンは今では7メートルの高さに成長し、今も新田小学校に根付いている。

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