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仙台のケヤキ並木

・日本経済新聞 2011/8/11

定禅寺通には、ケヤキの大木約160本が並び、通りが緑のアーケードのようになっている。宮城県仙台市。ここは第二次世界大戦の際、B29約120機による空襲の被害を受けた。戦後になると、復興計画の中に広幅員道路を作る事が含まれていた。出来上がった代表的な通りが定禅寺通や青葉通などである。街路樹の植樹が始まったのは、道路ができてしばらくたってからの事である。様々な方面に苗木の寄付を仰ぎ、ケヤキ、イチョウ、ユリノキなど主な街路に7千本近い街路樹を植えた。当初は「落ち葉が邪魔だ」など苦情も少なくなかったが、次第に根付いていき、今では仙台市民の誇りとなった。81年4月の事である。「仙台市戦災復興記念館」が開館した。「復興」を視野に入れた同館は、今年の3月11日以来、避難所としての役割を担っている。「戦災から復興できたのだから、今回も必ず復興できるというメッセージを発信したい」。人々の力強い歩みを、ケヤキ並木は見守ってくれている。

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