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木造の復興住宅で長期居住

・日本経済新聞 2011/6/6

日本の伝統建築を生かした木造の復興住宅として木材加工会社のオークビレッジが注目されている。材料はスギの間伐材。全国のスギ人口林の面積の3割を東北6県が占めており、住宅用地確保のために山を切り開いた際に伐採した木を利用する。最大の特徴は、あらかじめ製材工場で材に穴や切込みを入れておく点。現地では組み立てるだけですみ、解体しても再び組み立てれば利用できるという優れものである。復興住宅として移設する際には増築が可能で、2階建てにする事もできる。設計者の上田英二さんは「仮設住宅がその後の復興住宅としても利用できるので環境にやさしい」と語っている。入居者の家賃は月約2万円程度で、7月上旬の入居を目指しているという。建築コストは1棟1200万円程度。地元の木材や工務店を活用し、大学生のボランティアによって費用を抑えるという。阪神大震災では、仮説からの移動先としてコンクリート製の共同住宅を大量に建設したが、その後被災者が次々と退去していき、地元の自治体では維持管理費が負担になっているという。工学院大の後藤治教授は「当初から永住用の住宅を見越して建設していくことが無駄がなく被災者の生活安定にも繋がる」と話している。

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