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林業効率化

・朝日新聞 2010/7/6

長野県北部・山ノ内町の民有林に信州森林組合の職員4人が、密集した木を間引いて森林の環境を改善する間伐作業をしている。そのうち関健一さん、武田幹雄さん、嘉部安紘さんの3人は、昨年5月に採用されたばかりである。3人はこれまで建設業や製造業で働いている。もうひとりの職歴8年の班長、長沢正也さんの指導で、林業の基本技術を学んでいる。関さんは「難しい作業も少しずつ覚えてきた。地元で働けるのが何よりいい」とやりがいを口にしている。この組合では、同県飯山市など5市町村の森林を管理しており、分散する何十人もの林地の所有者から同意を得て、広い面積で効率的に間伐などを進める「集約化施業」に力を注いでいる。2008年度は11人、2009年度は6人、今年度も7人を新規採用した。5月に採用された小野田和幸さんは、山形県で空港関連の仕事をしていたが、飯山市出身の女性と結婚するため、市内で仕事を探していた。「地方では求人が少なく覚悟していたが、この仕事に出あえて良かった。ずっと働き続けたい」と話す。林業は「低炭素社会で新たな役割も期待される」という有望株だ。林業の職場は個人請負的な働き方が根強く残るが、北信州森林組合では、正規職員は週休2日の月給制で、定期昇給制度も設けている。組合の田中忠業務係長(48)は「特別な技能者が日払いでやる仕事では未来は暗い。普通の若者が安心して働ける職場に変えることで、林業の発展につながるし雇用も生まれてくる」と指摘している。

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