貸倒れなどを発生させないためには、得意先の信用チェックとともに、回収管理基準を作り、売掛金回収の完遂を図る必要があります。支払い基準はきびしいけれど、回収基準は甘くてルーズというケースが少なくありません。支払いについては金銭にきびしい経理が直接担当するからきびしい管理がなされるけれども、回収については営業が担当するからどうしても甘くなり勝ちなのです。「販売なくして事業なし。回収なくして販売なし」、この言葉を肝に命じるべきです。
回収管理基準については、次の三点に留意すべきです。 ①得意先別、担当者別の管理基準とする。
②毎月チェックし、早期発見、早期対処に努める。
③回収促進と回収監査を行う。