v N11
木製
当社では2〜3年に一度、社員旅行で海外に行っています。研修を兼ねた旅行です。
今回は2019年にオランダを訪問して以来の海外旅行で、コロナ禍以降初めてとなりました。今回の目的地はイギリスで、キュー植物園やライ、コッツウォルズなどの田舎の村々を訪れることが主な目的でした。
旅行を通じて感じたのは、日本に比べて木材を使った施設や構築物が非常に多かったことです。そして、その木材利用が景観を美しく作り上げている点も印象的でした。
これまで訪問した国々、例えばフィンランド、エストニア、ドイツ、オランダ、ベルギー、イタリアなどと比べても、イギリスでは最も多く木が利用されていると感じました。
高速道路の防音壁、パーキングエリアの建物の内外装、町や村の住宅のフェンスや塀、門扉、窓枠、玄関扉、ベンチ、テーブルなど、様々な場所で木材が使用されていました。
「石と木の文化」という印象でしょうか。日本ではアルミやプラスチックに加え、木材も使われていますが、イギリスでは木が特に際立っていました。
たとえば、フェンスに木材を使う方がコストが高くなりそうなのに、それでも木材が使われているのは、感性的な理由や、環境への配慮が背景にあるのではないかと思います。
驚いたのは、イギリスの湿気が多い気候にも関わらず、古くて朽ちかけているような木製のものまでそのまま使い続けられている点です。日本なら取り換えているだろうと思うようなものまで利用されていました。
このページでも、旅行中に撮った写真を何度かに分けて掲載する予定ですので、お楽しみに。