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欧米の港湾施設
先週、大阪港湾振興倶楽部でお話をさせていただきました。準備の段階で、社員旅行などで撮影した世界の港湾施設の写真を調べてみると、意外にも多くの場所で木材が使われていることに改めて気づかされました。
木材は潮風や海水に対して耐久性があるため、昔から使用されてきました。しかし、近年の日本ではほとんど使われなくなりました。それに対して、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国、オーストラリア、ニュージーランドなどでは、今でも木材が利用されています。
日本は「木の国」と称されていますが、木材の活用に関しては、これらの国々の方が一歩先を行っていると、私たちは感じています。先の国々では人が触れる場所や目にする場所には、できるだけ自然素材、特に木材を使うよう心がけています。
港湾施設でも、塩に対する強さだけでなく、人間的な感性に訴えるものとして木材が利用されているのだと思います。
以下に示す写真は、社員旅行で訪れた国々の港湾や運河沿いの景色です。また、リンク先には講演で使用した資料が掲載されています。https://wood.co.jp/.../202406-kouwanhtml-3kaigaikouwan.html