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和歌山リゾート博覧会
博覧会関係の続き、第4回目です。
今回は和歌山リゾート博覧会についてです。
正式名称は「JAPAN EXPO 世界リゾート博」、通称「リゾート博」で、1994年7月16日から9月25日まで開催された地方博覧会です。
予想に反して多くの入場者が訪れ、当時としては珍しく成功した博覧会であったと評価されています。フェイスブック担当の私も20回近く訪れました。現在もテーマパークのポルトヨーロッパとして人気があります。
事前の情報では、リゾートをテーマにしているため、木の施設やウッドデッキなどが多くあるとのことでした。しかし、待ちの姿勢の当社には何も声がかかりませんでした。
そこで思い切って飛び込みで博覧会準備事務局を訪ねました。やはりウッドデッキは会場のあちこちに計画されていましたが、予算が低すぎて、どの業者も引き受けてくれないとのことでした。
その予算を聞いて会社に持ち帰りました。しかし当社の事業部では、その価格では非常識であり、できるはずがないと、聞く耳を持ちませんでした。予算は相場の半額以下でした。
なんとしても創業の地である和歌山の仕事として受注したい、そこで考えました。まず、恒久的なものではなく短期であること。米国などのリゾート地のデッキはそれほど精緻なものでなく、荒いものであるため、精度はなくても構わない。会期終了時には引き取って、別の商品として販売できないか。
屋外に使用する木材は通常耐久性のある木材を使うのが鉄則ですが、土木仮設用の木矢板を使うことを検討しました。土木仮設用の材は木材の中で最も単価が安いからです。
そして、この木矢板を中古として、ゼネコンに安価で販売予約することを思いつきました。
これらの提案をしたところ、準備事務局も喜んでくれました。後に聞いた話ですが、中川でできなかったら、会場計画を変更してウッドデッキをやめ、コンクリートのままで行うつもりだったそうです。当社で施工したウッドデッキ(その他施設も含め)は精度が荒く、隙間もバラバラで、一見施工が丁寧でないように見えました。しかし、そこが米国やカナダなどのリゾート地の雰囲気と同じなのです。実際、木のデッキは評判が良かったです。このような形でリゾート博覧会に当社も貢献できたと思います。
また、この博覧会でも木製の大型スロープ2基を施設提供(寄付)したので、協会のロゴマークを利用することができ、当社のPRに活用させていただきました。