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国際花と緑の博覧会
博覧会関係の続き、4回目です。順番では花博になります。
1990年4月1日から 9月30日まで大阪市の鶴見緑地であった国際花と緑の博覧会です、EXPO'90とも書かれていました。
この花博で当社はさまざまな分野の仕事をさせて頂きました。これほど多くの分野の仕事をした例はこの時だけです。分野ごとに大まかに話しますと
1.デッキや屋外の木造構築物の企画、設計、施工
2.間伐材丸太を造園資材として加工と納入
3.間伐材を構造材のトラス角材として利用するための企画、試験、加工、納入
4.パビリオンの一部屋をウッドクラフト作家の作品展示の企画と運営
5.パビリオンでのウッドクラフト作家の実演の企画と運営
6.パビリオンでの全期間の木製品の直接販売と運営
7.山すその辻にウッドデッキを施設提供し、公認マークなどが利用できるようになりました。
このように商品としては 間伐材丸太、間伐材角材、木製品、デッキ材の4種、
仕事内容としては、企画、設計、試験、納入、施工、販売と5つの分野です。
ちょうどこの時期は前社長が亡くなり2年目で、会社の存続が危ぶまれると噂され、事実社内は大混乱している時で、社長の自宅を豊中から会社近くに引越した時です。無我夢中で乗り切りました。
担当している社員は3人でそれぞれの専門分野で頑張ってくれました。特に政府館の杉桧の間伐材トラスは日本で最初の試みでもあり、破壊試験までして、木材はワレがあっても強度は落ちなく、かえって強くなっているというデーターが出て建設省の担当者を驚かせました。また富士グループパピリオンでは木製品の販売を全期間、何の制限もなく自由に販売させて頂きました。8月以降はすべての商品が売り切れるという日もありました。