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神戸ポートアイランド博覧会
博覧会関係の続き、3回目です。
1981年(昭和56年) に神戸であった神戸ポートアイランド博覧会(3月20日から9月15日)は当社が会場の施設を作るような構築物はありませんでした。
しかし、興味深い仕事をすることが出来ました。学研さんからの依頼で、巨大な丸太の運搬・加工・設置、また神戸市さんからの依頼で運搬・設置・加工の仕事をさせて頂きました。
まず、芙蓉グループパビリオン グリーンエアドームのイメン展示して世界最大の丸太の輪切りを設置展示しました。パンフレットには次のように書かれていました。
セコイアシアター にはシエラネバダ山中から運ばれた樹齢2000年・直径5.4m・厚さ1m・重さ17トンのジャイアントセコイア(セコイアデンドロン(学名: Sequoiadendron giganteum) )の輪切りを中心に展示し、植物と人間の関わりを描く6分間のアニメーション映画を上映。
そして、会期終了のあと、この丸太を神戸市北区にある神戸森林植物園まで運び、建設予定の森林展示館に設置することになりまし。
つまり世界最大の丸太輪切りについて神戸ポートアイランド博覧会と神戸森林植物園の2つの仕事をしたことになります。
加工時に普通のチェンソーでは短すぎるため、別注のチェンソーを作り作業しました。このチェンソーは現在も神戸森林植物園の森林展示館に展示しています。また加工中に全体が割れないように枠を作るなどの工夫をしたり、多額の保険をかけたりしました。また博覧会への道、博覧会から神戸森林植物園への道での運搬は専門業者に依頼しましたが、常時付き添い、多額の保険をかけました。