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KOBEグリーンエキスポ
博覧会関係の続き、2回目です。
神戸グリーンエキスポについてのお話です。
正式には 第3回全国都市緑化フェア KOBEグリーンエキスポ85花と緑の博覧会
という名称で1985年7月21日(昭和60年)から3か月開かれました。
1982年、兵庫県猪名川町にある阪急日生ニュータウンの木場事務所倉庫を日本生命から借りて、ニュータウン内の住宅向けに木材建材を納入していました。工期と工期の合間に売り上げがまったくなくなることから、何かビジネスができないか考え、倉庫を改造して木製品の小売店を始めました。
金物屋さんがあるのに木物(もくもの)屋がないのはおかしい、木のモノだけを売ろうというものでした。ちょうど北海道の旭川でデザイナーが木工作家として台頭してきた時でしたので、作家たちと連絡をとり、ほとんどすべての作家商品を販売することになりました。今までそんな店がなかったことから、評判になり、新聞・雑誌・テレビラジオなどで紹介され、全国から木材業者などの見学かあり、木材業界で小さい木製品でもビジネスになると認識を変えることになりました。店が兵庫県にあったことから、先の淡路島でのくにうみの祭典に声がかかり、神戸そごうからもイベント依頼や常設コーナーを持てました。
グリーンエキスポ85の中でそごう館もあり、その一部屋を木製品販売ショップとして任されました。
ありがたいことに室内装飾、什器、販売員はすべて、そごうさんで負担してくれ、当社は商品供給のみに専念することが出来ました。3か月の短い期間でしたが、結構な売り上げになり、そごうさんの信頼も得ることができ、神戸そごう、美術画廊での販売を続けることが出来ました。