ウッドデッキの日

ウッドデッキの日

今日は『ウッドデッキの日』です。日本記念日協会の資料によりますと、ウッドデッキの設計・施工、キットデッキの開発・販売を手がけ、大阪府堺市に本社を置く中川木材産業株式会社が制定しました。ウッドデッキの魅力を伝えるのが目的で、日付は4月が販売台数が増える月であり、ウッドの「木」は分解すると「十」と「八」になることから18日とされています。
当社が最初にウッドデッキを作ったのは1976年、兵庫県の阪急日生ニュータウンの事務所でした。坂の土地で丸太で組んだ高床構造で事務所とデッキを作りました。この時は事務所としてデッキを併設したのですが、商品としてウッドデッキを考えたのが同時期に豊中の自宅に試作したデッキです。将来間伐材が大量に市場に出まわるので、それを利用した商品ということで、間伐材利用のデッキを作りました。当時は間伐材といってもまだ細いままでしたので、板としては加工できず、間伐材丸太を太鼓引きにして利用しました。写真をご覧いただければ、太鼓引きの床板がよくわかると思います。日本で最初のウッドデッキであり、その時のデッキの定義は現在に引き継がれています。リビングから屋外に出る、外のリビングで物干しのスペースやバーベキューができる場所、屋外のリビングというコンセプトです。施工方法や組立方法には試行錯誤し、耐久性の実験も兼ねました。これが現在のウッドデッキの原型です。しかし、ビジネス的には間伐材を利用したこの商品は失敗しました。その後地道にウッドデッキの施工を行い、ノウハウを蓄積しました。1994年にウッドデッキの登録商標を出願しましたが、名詞(ウッド)と名詞(デッキ)の組み合わせということで却下されました。
しかし、同時に日本記念日協会にウッドデッキの日を登録しました。組み立てるタイプのものとして、キットデッキを商標登録申請し、こちらは通りました。ウッドデッキを作り出してから50年近くが経ちますが、これほど普及するとは思いませんでした。DIYで作るウッドデッキは特許2件がありましたので、長い間優位性はありましたが、安価で安全性や構造に問題がある中国製が輸入されてからは、主流が中国製に変わってしまいました。しかし、当社では、かたくなに、構造上問題なく安全で、誰でも作れる、プロ並みの出来上がり、そして耐久性がある、というコンセプトで生産しています。
掲載日
2024/4/18
写真
12枚
URL
https://www.facebook.com/wood1911/posts/pfbid02ed99HDA1eD8Nms3RyHUhWvnRsBFWLGeMscsXcRkCqXnwRRpFZWaFdj8haieps2hUl

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