v N11
木製リング
関西万博、さまざまな批判もでていますが、今さら批判してもしかたがないと思います。もうあとに引けませんから。あと1年です。
1.未来社会の実験場 万博は、新たな技術やシステムを実証する場として位置づけられています。参加者は世界を一度に遊覧できる体験を通じて、自らにとって「幸福な生き方とは何か」を問い直す機会を得ます。
2.経済的側面 関西万博は、経済効果が2兆円に達すると言われており、大阪・関西の成長戦略の柱となることが期待されています。
3.文化交流とクリエーターの発信 大阪・関西は悠久の歴史と文化を誇り、異なる文化との交流を通じてさらに豊かなものとなり、世界における圏域の認知度が向上することが期待されています。また、日本の次世代の若いクリエーターが自らの才能を世界に向けて発信できる場でもあります。
以上の3点は一般に言われていることですが、フェィスブック担当者の私は外国館に働く日本人の中で若い人達に大きな影響力を与えると思っています。これは自分の体験だけでなく、当時の仲間を見て来たからです。https://www.youtube.com/watch?v=qr-yhOLfjKU
また、会場をとりまく木製リングは木材業界の人間としてはとても魅力があるものです。大阪の木材業界団体では日本の原木丸太をそのまま使えるように協会に運動していましたが、採用されず、海外の樹種で集成材となりました。丸太の方が後の再利用がやりやすいのですが、構造的な強度計算にバラツキがあるので、専門家はどうしても工業製品(=集成材)を使います。でも同じ木材ですから。
今までは一連の構築物としてはUSJのラグーン周りを一体としたら、木造で最も大きな構築物だと、私は言ってましたが、確実に日本で一番の最大構築物になります。
この木製リングは設置してよかったと、きっとなると思います。
写真は2025年日本国際博覧会協会の許可でUPしています。