v N11
最適化された部材 ビス
前回に引き続き、「最適化された部材を掘り下げ」でビスについてお話します。
ハードウッドを使用したウッドデッキにとって、ビスは非常に重要です。ウッドデッキを作ることが初めての人は、その重要性に気づかないかもしれません。しかし、硬い床板材にビスを打ち込む際に失敗すると、初めてその重要性に気づくことになります。
ビスの問題について、2つの側面から説明します。
工具側の問題としては、まず電動ドリルは使えません。インパクトドライバーを使います。トルクとバッテリーの容量に注意してください。1000人の経験談の中には、バッテリーの容量が少なく困ったという方が多かったです。バッテリーの予備を用意することをお勧めします。
ビス側の問題としては、ビスが折れることがよくあります。これは硬い木材との摩擦熱によるものです。ビスによって異なりますが、連続して回転させると折れることがあります。少しずつ使用することがポイントです。また、ビスが途中で止まることもあります。木材が硬く、ビスがそれ以上進まなくなってしまう場合があります。無理に続けるとビスが折れてしまう可能性があります。どちらにしても、ビスの金属部分が飛び出している状態になるため、危険です。この場合は専用工具で取り除く必要があります。
当社がウリンなどの組み立て式のウッドデッキを開発した当時、付属ビスをどのメーカーにするか検討しました。しかし、すべてのメーカーを試しましたが、納得できるものはありませんでした。そこで鋲螺メーカーに、私たちの仕様に基づいて作ってもらうことにしました。ロットは大量でしたが、当社では自社施工や、組立デッキのOEMもあり、相当量使用しますので、製造してもらえることになりました。
現在、ホームセンターなどで発売されているハードウッド用のビスの中で、最も折れにくいビスとしてプロの方に評価の高いビスとなっています。写真は当時販売していた3社のメーカーのビスと当社のNMSビスを実験したものです。他社メーカーのものは、折れたり途中で止まっていたりするのがわかると思います。
- 掲載日
-
- 2023/5/1
- 写真
- 3枚
- URL
- https://www.facebook.com/wood1911/posts/pfbid036m1HK7NxR9n2jsfMs5JZdNNj7fAuW8WgpZpvKQGk1nRJEBumuaxb9Xeq6VBmaypVl