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クスノキの人気は
ちなみにクスノキの人気はサクラやマツなどから比べると低く20位です。作家別では高田宏:24箇所、川端康成:23箇所、幸田文:13箇所、松本清張:11箇所、水上勉:6箇所、島崎藤村:5箇所、井伏鱒二:4箇所、以下略。
またクスを次のように表現しています。
●倉田百三の「出家とその弟子」
あの夕陽があの楠の樹の蔭になるまで。私は帰しませんよ。
●川端康成の「古都」
じいっと、ながめていると、大楠の枝の、ふしぎな曲がり方に、のびひろがり、そして、交わった姿には、なにか不気味な力がこもっているようでもある。
●林芙美子の「浮雲」
都心の街路には、樟の木の並木が鮮かで、朝のかあつと照りつける陽射しのなかに、金色の粉を噴いて若芽を萌きざしていた。
●三島由紀夫の「金閣寺」
楠のさやぐ葉影は、彼のいつもながら憔悴した頬を彩って、そこに奇妙な躍動する影を与えた。
https://wood.co.jp/6-bunka/bungaku/a-kusu.html
写真は日本最大のクスノキ 鹿児島県姶良郡蒲生町 浦生の大楠
です。
- 掲載日
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- 2022/1/28
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- 写真
- 1枚
- URL
- https://www.facebook.com/wood1911/posts/6871889069552882