2021年最後の投稿です。施工担当者が多忙でSNSにも投稿できないので、以前の施工例でまだ掲載していないものをご紹介します。
西宮市M邸カーポートデッキです。
担当者ブログから、施工の要点だけピックアップします。
当社でよくある事例ですが、お客様の数社の相見積の結果、当社の金額が高かったのですが、
今までの施工例を高く評価して頂いてご発注頂きました。
2階のダイニングが大開口の窓になっており、そこから出入りできるようにします。
付近は緑豊かな地域で、借景が期待でき、ウッドデッキがなければ家が完成しないとおっしゃっていました。
また、向こう側の隣地を見下ろす事になってしまいますので、デッキ自体は少しセットバックさせ、お隣へ配慮することになりました。
建築壁面から境界ブロックまでは4m弱ありますが、デッキ自体は3mまでにとどめています。
木材はウリンを使用しています。
手摺のデザインは2種類。
ご近所と視線が交わる場所は目隠しのランダムボーダータイプ。
借景を取り入れる部分はアルミパイプ。
じゃまにならない隣地境界側だけ、ターンバックルで筋交を入れ、揺れ止めとしました。
今回は建築にも固定させていただきました。
もともと建築一体型のカーポートデッキが計画されており、その固定用に立派な梁が内蔵されていたため、雨水が回りにくい部分を狙って金物を固定させていただきました。
カーポートデッキと言うよりバルコニーデッキと呼ぶほうがふさわしいかもしれません。
程よい閉塞感で落ち着くスペースができました。
施主様は『帰宅時に一番最初に見えてくる所なので・・・』と、当初からこの光景へのこだわりをおっしゃっておりました。
カーポートデッキは良くも悪しくも家の印象をガラリと変えてしまうので、意匠性にも十分に配慮しなければなりません。
道を曲がってこの光景が見えた瞬間、ご家族が思わずホッと息が漏れるようなものになっていればいいですね。