v N11
海外の木材利用百の事例
担当者の趣味は世界中の巨樹巡りをすることです。と言っても、海外はあまり出れないので日本国内が中心になりますが、現在970本の巨樹・巨木・名木を訪ねました。巨樹は神社にあることが多いです。ご神木となって保護されたため、伐採を免れているのです。いくつかの神社を訪問中に気がつくことがあります。雨対策が施されているのです。
木造の構築物の大敵は腐れです。その腐れは雨が原因です。神社によっては改築・改修で古来からの技術を踏襲していますので、この雨対策は昔の人の知恵だったわけです。
ところが現在の日本の、特に屋外の構築物にはこれらの知恵はほとんど無くなっています。
現在web編集中の「海外の木材利用百の事例」で欧州米国などのエクステリア例を見ていると、日本より雨が少ないにも関わらず、雨対策はよく考慮されています。
どうして日本では昔からの雨対策がなくなってしまったのか、高度成長期に木離れしたことで、木材に詳しい人がいなくなり、学校でも木材の事を教えなくなったからではないでしょうか。
木製エクステリアはアルミ・ステンレスやプラスチック・人工木材にない人の感性に合うものがあります。それを生かすには長く利用できることです。そのためには雨対策が必要です。写真は神社と海外の雨対策の事例です。
- 掲載日
-
- 2021/11/10
- 写真
- 4枚
- URL
- https://www.facebook.com/wood1911/posts/6364364870305307