5.キットデッキの魅力分解≪選択肢が多い≫
ハード、ソフト、作り方選べる編
キットデッキの魅力について、サイズが多いことは前回述べましたが、ソフトウッドとハードウツドの選択肢があること、また作り方を選べることがあります。
ソフトウツドとは針葉樹のことで、当社のキットデッキではカナダ産のレッドシダーを利用しています。この材の特長は軽くで取り扱いが楽なことです。ビスも取り付けやすいし、ノコで切るのも簡単です。触れた感じが最も自然な木という感覚があります。そしていい香りがします。木の性質もワレ曲がり、ソリはデッキ用としては最も少ない木です。欠点としては色あせが早く、1~2年に1度、塗装をすることをお勧めしています。白蟻に対しては、他の建築用木材と同程度で強いものではありません。腐れはハードウッドには劣りますが、国産ヒノキと同程度あり、一般建築材よりも高耐久です。お客様の平均耐用年数は10年くらいで、現在23年目の方もいます。耐久性は設置場所の環境によるところが大きいです。
ハードウッドの特長はなんといっても耐久性があることです。ただすべてのハードウッドが耐久性があるわけではありません。例えばバツ(セランガンバツ)などは3~4年で腐った事例もあります。イペについてもウリンほどの耐久性はありません。キットデッキに利用しているハードウッドはウリン、イタウバ、アマゾンジャラの3種類です。ウリンは最強で腐れに対しては40年以上耐えると思われます。欠点としては、とにかく重い、そして硬く加工が大変ということです。最近までプロの大工さんでも扱うのが困難でした。ノコギリやノミは使えません。ビスも特別なものを利用し、インパクトドライバーもそれなりの使い方をしなければなりません。また硬いからといって、虫には強いということはありません。特殊な虫には弱く、穴を開けられることがあります。
他のキット商品が1種類の樹種で構成されているのに対し、キットデッキシリーズはソフトウッド1種、ハードウッド3種の中から選ぶことができます。