キットデッキの魅力分解≪作りやすさ≫
最適化された部材 ビス、金物、塗料、木材
自宅にウッドデッキを作る場合、自分で材料を購入し組み立てるか(A)、キットを購入して作るか(B)の2種類あります。
これは簡単にいうと
Aは安くなります。しかし、時間がかかります。また失敗・不出来になる可能性があります。
Bは業者施工より安くなりますがAより高くなります。しかし短時間で確実に作れます。
となりますが、なぜ自分で材料を購入し作成した場合、失敗・不出来、あるいは「もひとつ物足らない」になるかを述べます。
自分で素材や部材を選ぶ場合はどれが最適なものかどうかわからないからです。
1.塗料などでは、数多くのメーカーがあり、ホームセンターでも様々なメーカーのいろいろな仕様のものが発売されています。どれも自社のが一番いいと書かれています。選んだ木材によって、どのくらい耐久性を求めるか、環境に負荷を与えないか、などで選ぶ塗料が変わってくるのです。
2.ビスも多数の鋲螺メーカーから発売されています。ハードウッドかソフトウッドかによって、必ずビスの性質が変わるはずです。またどのメーカーも自社のものが、強い、折れないと宣伝しています。
3.金物を利用する場合はホームセンターで販売している金物は米国産のシンプソン製のものがほとんどです。でも日本でウッデデッキを自作する場合、この金物を使うのがベストでしょうか?ホームセンターでは販売はされてないが、より高性能な金物がインターネットで探せばあるのではないでしょうか?
4.束石はホームセンターでも2-3種類販売されていて、専門書やネット記事では推薦の束石がありますが、はたしてそのような束石を使うことが本当に良いウッドデッキを完成することにつながるのでしょうか?
例5.メイン素材である木材はどれを選べばよいのでしょうか。ホームセンターやネットでウッドデッキ用木材の種類をビックアップしますと
海外産では
ウエスタンレッドシダー(カナダ産 )
サザンイエローパイン(米国産 )
イェローシダー(米国カナダ産 )
SPF(カナダ産 )
レットウッド(米国産 )
オーストラリアサイプレス(オーストラリア産 )
広葉樹では
イペ(ブラジル産)
ウリン(マレーシア・インドネシア )
セランガンバツ(インドネシア )
イタウバ(ブラジル産)
ジャラ(オーストラリア産 )
アマゾンジャラ/マルニカラ (ブラジル産)
クマル(ブラジル産)
グラピア(ブラジル産)
SPF(カナダ産 )
国産材では
ヒノキ
スギ
ヒバ
カラマツ
特殊加工された各種ヒノキ(防腐やサーモ等)
特殊加工された各種スギ(防腐やサーモ等)
特殊合板製2~3種
などがあります。
自分が作るウッドデッキの大きさ、設置場所の条件、費用、材料の納期、デッキ表面のさわり具合、夏の床板の温度、耐久性、作りやすさ、塗料の場合は塗りやすさ、乾きやすさなどによって選ぶ基準が変わってきます。初めてウッドデッキを作る人にとっては基準はわからないし、ネットおよびネットの口コミ情報も誤ったものも多いです。結局使ってみて初めてわかるのです。
そのために当社ではこれらの木材の中から、それぞれの環境、作りやすさ、その他に合う4種類の木材を選んでいます。ハードウッド3種類、ソフトウッド1種類です。
当社では日本で最初にウッドデッキを施工し、日本で最初にキットを製造しました。45年間に木材、金物、塗料、ビスなど様々なメーカーのものを実際に利用してきました。社内実験、大学での試験なども何度も行いました。最適なものがない場合にはメーカーと協同で開発したり、当社仕様で製造してもらいました。