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キットデッキ選ばれた木材
キットデッキの魅力分解≪構造編≫の最後です。
今日は「選ばれた木材」のお話です。
当社は日本で最も古くからウッドデッキの施工をしてきました。そのためさまざまな経験をしました。
初期のころは屋外での木の構築物は専門家ほど否定的でした。特に住宅関係の技術者や大工さんたちは、屋外で木材を使うことに驚き、また木材を水平に使うを非常識と言われました。当時は屋外では木材を縦に使うことが常識でした。濡れ縁は縦に使っていますよね。
最初の工事、つまり実験で利用したものはヒノキの間伐材をタイコ挽にして利用しました。次は米松のサバイフォー材に薬剤加圧防腐処理(CCA)した米松材を利用し、同時にベイトガ材も利用しました。 CCA処理した木材は腐れやシロアリに対候性が高くウッドデッキなどの屋外の構築物には最適でしたが、利用しているクロムの成分が環境問題というNHKの放送で一斉に防腐工場は取り扱いをやめてしまいました。法律で禁止されているのではなく、海外でも利用され、現在でもその防腐性能はダントツです。
当社も利用できなくなり、その後米国産のレッドウッドを利用しましたが、米国の環境問題で利用できなくなりました。その後カナダのウエスタンレットシダーがカナダ政府の推薦で屋外用として急速に広がりました。ワレ、ソリ、ネジレなどの木材の欠点が少なく、軽く、耐用年数も領事館などの発表では40年くらいはもつ、と宣伝されていました。ところが日本での住宅環境では半分くらいのものです。当社が販売したレッドシダー製のキツトデッキは20年くらいで補修する人もいれば、7-8年で腐れが出てくる場合もあります。カナダでの耐久性にはおよびませんが、取り扱いがしやすいので、DIY初心者には合う木です。
国産のヒノキや杉を実験したこともあります。ヒノキは耐久性においてほぼレッドシダーと同様ですが、シダーの節とヒノキの節、そして価格を検討したところ、ヒノキの利用はあきらめました。
スギは耐久性が悪く、赤身(あかみ・心材)だけで利用すると耐久性がありますが、現実的には辺材もまざりますので、これも諦めました。
ハードウッドではセランガンバツ(バツ)はインドネシア産の高耐久といわれる木材ですが、耐久性はありません。近くの幼稚園で他社が施工したもので3~4年で腐ってきて、当社で補修をしたこともありますし、当社の実験でも屋外で使うことに無理があります。
オーストラリア産のサイプレスはそこそこの耐久性がありますが、節が多すぎてデッキには向きません。米国産のサザンイエローパインはUSJなどで大量に利用されていますが、住宅用のデッキ材の厚みにすると施工後数年で強烈な曲がりがでてきます。ビスを飛ばすぐらいの力があります。これも実験で終わりました。
アフリカ材はいつくか実験しましたが、臭気がするものや、価格などのこともあり採用にはいたりませんでした。
南米のイペは公共工事などではよく利用しましたが、思うほど耐久性がありません。また安定供給という面でも不安があり、キットデッキには採用しませんでした。
ニュージランド産のデッキ材は耐久性40年、現地メーカーの20年保証などがあり、当社でも採用しましたが、施工後年月を経るとワレがでてきます。レッドシダーやウリンなどもワレがでますが、許容範囲の問題です。現在はキットデッキ用としては生産を中止しました。
ウリンは施工後ソリ、ワレなどが起こる木材ですが、当社の生産技術で解決し、キットデッキの高耐久版として生産しつづけています。
アマゾンジャラやイタウバは実験でも好成績で、価格的にも合い、お客様も扱いやすいので、キットデツキのラインアップになっています。
当社のキッドテッキはDIY未経験の方や初心者を対象としていますので、それに合う木材を選んで利用しています。現在レットシダー、ウリン、アマゾンジャラ、イタウバの4種類です。
公共工事の場合は、上記以外に人工木材、国産スギ、国産ヒノキ、イペなどを利用しています。
掲載日
2021/6/
写真
8枚
URL
https://www.facebook.com/wood1911/posts/5566068970134905
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