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キットデッキ束石
キットデッキの魅力分解≪構造編≫ 部材の束石について
日本で最も早くからウッドデッキの施工している当社は、豊富な経験からさまざまなノウハウを得ました。ウッドデッキの床下構造、特に束石についてもそうです。プロが施工する場合と、DIY未経験の人が施工する場合とでは作り方が異なります。
ウッドデッキの記事や制作本で誤っているのは、素人にプロが施工する場合と同じ考えや方法をとっていることです。
急斜面地や相当高い床下構造や重量があるパーゴラと一体のウッドデッキなどの場合はプロと同様の施工や技量が求められます。
しかし一般の住宅に制作するウッドデッキでは簡単に確実にしなければなりません。
また正しい知識が必要です。これらは当社の制作理念でもあります。
一般的に見落とされているのは地盤です。地盤・土地は地下するのが普通です。なので地面に変化があった時に束石の下に土などを入れなければなりません。このような場合に金物付き束石や束を差し込む束石だと、束石だけを動かす事が出来ず、地面の修正ができません。設置した束石の下にさらに土を入れるような事はウッドデッキ設置中でもよくあることで、この場合のこれらの束石は問題解決が困難です。しかし現実にはこれらの束石がウッドデッキ用ということでホームセンターなどで販売され、ネットや書籍でも推薦されています。
土地の沈下の関係では、住宅とデッキは基本的には分離するものです。このことは最近理解している人が多くなりました。
もうひとつ大きな勘違いは、ウッドデッキは重量物なので、それをささえる束、束石や地面は強固でないといけないと思われていることです。購入されたお客様の体験談や当社施工の経験から言えば、ウッテドデッキは重量物なので、置くだけでよいのです。
デッキ床板、束および大引を組み立てると一体化します。全体の重さで束石のレベルが多少異なっていても全体でなじんできます。
正方形のパネルタイプのデッキは軽いですし、横のパネルと分離しているので、厳密には凸凹になります。
このようなことで、当社ではあらゆる束石を利用や実験をしましたが、理想的なものはありませんでした。そこで当社で考えた理想的な束石を開発したのです。スマートなウッドデッキに合わせて、ちょうどよい大きさになっています。余計なものもついていません。一番使いやすくて安価な束石です。そのため業者様からのご注文も多くいただきます。
当社の束石の設置方法は少し固めた地面の上に束石を置くだけです。
穴を掘り、砂利を敷き、その上にセメント・コンクリートで固め、束石を置く、という教科書は間違っています。