木塀や木のフェンスが多くなりました。一般のDIY未経験の方でも製作できるようになってきています。事実当社でフェンス・木塀要の材料も売れています。当社でもお客様からご指名で依頼されることもあります。それはデザインとしっかりしているからだと思います。ウッドデッキもそうですが、デザインがすぐれていて美しいとの評価をよく頂きます。
本日ご紹介するのは木塀の一種でウォールフェンスとか目隠しフェンスとか言われる、隙間があるものです。
縦型のものです。
一般的に縦型の隙間がある木塀はさまざまな問題があります。
担当者に言わせると、苦労した現場とのこと。
それはまずは構造にありました。
縦格子の連続というコンセプトは最初から決まっていたのですが、そこに柱が見えるとイメージが崩れるという施主様の意向です。
担当者は考えました。
『格子をそのまま埋めてしまえば耐久性に問題があるし、
格子と同サイズの金属柱を入れるという案も却下され・・・。
しかも高さ2300mmもあるし・・・。』
悩んで悩んで、その結果考えたのが、格子とほぼ同じ厚みのウリンを2本組み合わせ、縦格子の真裏に配置することでした。
こんな手間のかかることは同業他社ではしないことでしょうね。
そのおかげで美しいデザインと耐久性が得られることができたのです。
この木塀に利用した木材はウリンとウエスタンレットシダーの2種類でそれぞれの長所欠点を考えて利用したものです。