木製のエクステリアを始めたきっかけ

*始めたきっかけ *

当社の木製のエクステリアを始めたきっかけをお話します。 昭和51年(1976年)に初めて木製エクステリアの商品化しました。当時木材は古くさい素材と思われていて、世の中はプラスチック、アルミなどの素材が多様され、期待された時代でした。当社の前社長である中川藤一は、三重大学で木材流通論の講師を長年にわたりしており、林野庁関係などで木材や林業の講演を多数しておりました。当時は日本産の木は細すぎで利用できず、海外からの輸入に頼っていました。しかし前社長は将来は必ず戦後植林したスギやヒノキの時代になる。そのための準備を今からしようということになり、間伐材を利用した木製エクステリアに進出したのです。当時の日本では間伐材を利用した商品はほとんどなく、ましてエクステリアは当社が初めてでした。翌年の昭和52年に大阪の国際見本市に出展し、商品を発表しました。当然ですが、木材会社は当社だけです。
結果大きな反響を受け、マスコミの取材や見学の人達のラッシュです。2年に一度の大阪国際見本市も再度出展しましたが、間伐材利用のブームは続きました。当時ある高名なデザィナーを顧問に迎え、相当の予算を使いさまざまな商品開発を行いました。某大手メーカーとも共同開発し太陽エネルギーを利用した看板なども開始。 数年間はさまざまな事をしましたが、間伐材を利用した商品やプロジェクトはことごとく失敗しました。
ただ屋外で利用する木材ということを経験し、間伐材から板材(防腐加工した)に変えてから、ビジネスとして成り立つようになりました。
つまりこれらの大きな損失をだした数年間の経験があったからこそ、現在の当社のエクステリア部門があるのです。 写真は52年の大阪国際見本市の当時のものです。h
掲載日
2020/10/14
 
 
写真
8枚
URL
https://www.facebook.com/wood1911/posts/4504668612941618

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