弊社では一般の方への販売・施工以外に公共工事や役所からの仕事もおおいです。(役所からの直接受注やゼネコンさんからの受注など)
先日、役所の入札物件で手摺の見積もり依頼がありました。
図面を送ってもらい担当者が確認しました。
物件の設置場所は建物の一階手摺で屋外仕様が必要な場所ですが、図面に書いてある納まり仕様は内装の仕様です。
そこで問い合わせをしましたら、仕様変更ができないとのことでした。当社では責任が持てないので、しかたなくその物件は、お断りをしました。
でも、どこかの業者さんが仕事をすることは間違いありません。実際に落札されたゼネコンさんは、この図面のとおりに下請業者に施工させます。何年かするとひどい状況になります。
結果的に木材が早期腐朽して、「やっぱり木材はだめだよね。」と言うことになってしまいます。
「木は腐るという」話はこんなことからも発生しているのです。
屋外と内装では木材の仕口や納まりは異なりますので、耐久性などのことが心配な場合は事前にご相談頂くことです。写真は弊社の設計施工の物件です。
設計事務所やお客様と打ち合わせして、ご希望の雰囲気に製作しますが、これは屋外仕様の設計です。
材種はウリン。
一般住宅や家具のような仕口にすると、水が滞留して腐りやすい状況になります。
さらに外部では木材が膨張収縮のために変形して手摺が外れやすくなりますので、その対策も必要です。
屋外の木製施設の設計が必要な場合は弊社の屋外木製施設事業部にご相談下さい。https://www.facebook.com/wood1911/photos/a.567992626609256/4028077543934063/?type=3&theater