*日テレの「ボンビーガール」に *

++++昨日の日テレの「ボンビーガール」に当社の写真が掲載されました。このウリンの巨樹とデッキ材としてのウリンの板です。番組のストーリーとは少し関係ないような気もしましたが、少しでもウリンのことが知られればと提供しました。
しかし、1秒ちょつとで、どれほど効果があるかわかりません。
そこで、今日はこのウリンについてお話します。学名Eusideroxylon zwageri Teijasm、クスノキ科の樹木です。
いろいろな呼び名がありますが、kayu besi(カユベシ)、Billian(ビリアン)、Orneo ironwood(ボルネオアイアンウッド) 、ボルネオ鉄木と呼ばれてきましたが、ウッドデッキに利用されるようになってきてから、ウリンの名前が定着してきています。
デッキファンなら御存知のように日本で手に入る最も腐りにくい木材です。木とプラスチック混合の樹脂木よりも耐久性があるのが、当社が京都大学木材研究所への3回の腐朽菌促進試験であきらかになりました。おそらく雨ざらしでも50-60年はもつと思います。マレーシア、インドネシアなどのでは「100年耐える木」と言われています。
特長は硬いことで日本では“鉄木”の名がついていたり。インドネシア語でもカユブシ(kayu besi=鉄の木)の名前がついていますから。そのため日本でも昔はプロの大工さんでも硬すぎると使いこなせなかったものです。現在でもノコギリでの切断は無理でドリルの穴開け、ビスのねじ込みも特殊なやり方をしないとできません。
当社のキットデッキは、そんな性質の木でも、簡単にしかも女性・DIY未経験者でも組み立てが出来る様にしてあります。
また、強度もあることです。普通構造材は針葉樹が多いのですが、ウリンは構造材として利用できます。
かなり昔から北ボルネオ山林局の(Timber of North Borneo)の試験表によると英国産のオークより曲げ応力および剛性は、約50%強いことが示されています。
欠点は御存知のように重いことです。
マレーシア、インドネシアなどの産地では「100年耐える木」と言われ 高級構造用材、特に耐久力および強度を要する主要構造用材として波止場材、橋梁材、海水中の杭、桟橋、カヌーや船、運搬車、電柱類、民芸品、胡椒の支柱、桶樽、民家の屋根板などにも使われ、生活に欠かせない木とされてきました。しかし供給量は現在少くなってきて、価格も高くなり現地での利用は極端に少なくなっています。日本でも近い将来は手に入りにくくなるのは間違いありません。

ウリンと使用例の写真です。https://wood.co.jp/8-jumoku/wood/m427.htm
掲載日
2020/6/
 
 
写真
10枚
URL
https://www.facebook.com/wood1911/posts/3917844188290733?__tn__=-R

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