屋外の木造施設の各企画、設計、施工する当社では昔から主張し言い続けていることがあります。
屋外で構築物をつくる場合は使ってはいけいな木がある、木の選択が一番大事。
でも設計事務所、ゼネコン、工務店らでもなかなか理解されませんでした。インターネットのおかげもあり、正しい知識を発信することで、多くの方が利用されてきていることは嬉しい限りです。
当社専務のプログにもこのことが現れています。転載します。
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ウリンのデッキです。
新設ではありません。
ここにはもともと別のデッキがありました。
構造は金属です。
でも木部は耐久性のない木材で作られています。
一般的に、工務店さんや大工さん、さらに設計事務所さんでも
屋外用木材のことについてはご存じない方が多く
(ビフォーアフターの番組でもとんでもない材種でデッキを作られたりしています)、
結果的に木部は腐朽してしまいました。
本来は、ここで、「材種の選定が間違えていた」と思わないといけないのですが、
たいていの場合、「だから木材は使うのはダメだ。次は人工木材にしよう。」
と言うことになり、ウリンの方が人工木材よりも耐久性があると言うことをしらないまま、
一生を終えられる方が多いのですが、今回はラッキーなことが二つありました。
一つ目のラッキーなことは構造が金属であったことです。
これであれば簡単に木部だけをやり直すことができます。
二つ目は、お客様がウリンの耐久性が抜群であることを理解されて、
ウリンへの交換を希望されたことです。