今日はウッドデツキ手すりについてのお話です。
手すりの一番の問題は6ヶ月1年たつとガタついてきます。現在オール木材利用のキットの場合すべてがそうです。
ショールームやホームセンターで実物があれば、手すりを揺すってみればわかります。
では、なぜこのようなことになっているのでしょうか。これは木材の性質をしらないまま設計・製造したためです。
また、取り付ける方法が間違っているということもあります。
1.木材の性質について-その1
木材は乾燥すると必ず収縮します。室内で利用するのと異なり、屋外では雨もあり、乾燥するときもあり、繰り返しながら収縮します。
2.木材の性質について-その2
乾燥で収縮する度合いがことなります。写真のように立タテの方向が最も少なく、板材などの板目と平行な方向に大きな収縮をします。つまりタテ方向に0.1ミリ収縮すると板や角材の1面は2.5ミリ収縮することになります。
このように木の特徴がありますのて、ビスなどで止める場合はタテ方向で止めるのが安全です。反対に板目方向で固定するには、収縮のあそびを想定して固定しなければなりませなん。
ここで当社の手すりですが、2枚目のイラストのように固定はタテ方向です。なおかつビスではなくボルトで固定していますので確実です。他社はビスで何カ所で固定するわけですが、すぐに隙間ができて、グラつくのがおわかりとおもいます。他のメーカーはウッドデッキの手すり柱の取りつけではいい解決策を未だに持っていません