今日は木の日です。「木」を分解すると十と八になることから、この日が選ばれました。
この日こそ私たち木材業界は木の良さや、自分たちの主張を発信したらと思います。
日本は木の国、日本人は木が好き、それで木の使い方が上手、と言われています。
しかしFB担当の私はそうは思いません。
確かに江戸、明治時代の古い時代はうまく使っていました。しかし昭和の時代、特に戦後は木材を使わなくなり、学校でも
木の良さ、物理的性能、情緒的な面も含めて教えなくなりました。
当社では木製エクステリアを専門としているので、その観点から話ます。
米国カナタ、豪州ニュージランド、ヨーロッパなど、文化・芸術・経済と世界をリードしてきた国では木材を多用しています。
特に手で触れるもの、視界に入るものなどは、あえて木を使っているように思います。それが文化となっています。
日本なら目に入るところでもネットフエンスやアルミ素材、人口木材などになりますね。
日本では雨が多いのに、その対策が取られていないことが多いです。
例えば、住宅新築時にウッドデッキを作り、5年後に腐ってきて、「木はやっぱり腐るからダメ」と思ってしまうのです。これはあきらかに設計者、施工者の知識不足です。エクステリア先進諸国では屋外での木製構築物には3つのことをあたりまえのように実施しています。1.形状や加工方法、2.樹種選択、3.化学的防腐処理。
残念ながら多くの日本の木製エクステリア、特にウッドデッキはこの3つとも何も考えずに施工していると思います。
今週から社員旅行でオランダ、ベルギーを訪ねますが、現地の木の使われ方をみてきます。
写真は海外の屋外の木製品、構築物です。