++++++++++前回のお話は水平をとることが困難で、これに気づいていない人が多い、でした。
そして、もうひとつ誤解があります。
それは水平にするために『束石の高さをみんな同じにする』です。
でもこれは不可能に近いことです。
専門業者がレベル機器、測量機器を利用してのみ出せるものです。
しかも前回も書きましたが、土地というのは必ず沈下します。しかも沈下の具合はどの束石も一緒ではないのです。
束石の下の土地の内容によって、沈下がひどいものもあれば、それほどでもない場合もあります。
束の設置に時間とエネルギーをとられる必要はありません。束石は指定の場所にポンと置くだけでいいのです。
束石ごとの高さの差が出ますが、調整束があれば、床板は完全に水平がとれます。
設置後の地盤沈下問題については、次回ご説明します。
写真はキットデッキの初期のころのお客様のものです。このようなお声が多かったものですから、調節束(前回の写真)を開発しました。
当時の原文のまま掲載します。
山梨県 Yさん
組立時間/基礎2日 組立6時間(1人)
お世話になります。皆様がおっしゃていた通り、基礎の水平を出すのがとても大変でした。材料が到着する前に基礎だけを 仕上げてしまおうと思いまず手をつけました。我が家の庭はかなり傾斜があったので 1つ1つの束石を設置する都度、家に向かって縦、横の水平をとって行きました。しかし、いざ材料が到着し大引を置いてみると水平が狂っており、また束石を掘り返す という繰り返しでした。最終的には、ゴム板をホームセンターで購入してきて誤差を修正するという方法をとりました。我が家のウッドデッキ購入の目的は、快適な居住空間の延長を戸外に 設置するということでしたので、ある程度の割り切りで結果オーライです。基礎の水平がだせれば貴社のキットはすばらしく、あとは組み立てマニュアルどおりに仕上げるだけでとんとん拍子に 完成しました。今では休日のブ